かつての日本プロ野球黄金期に、王選手、長嶋選手、張本選手、掛布選手、谷沢選手、山本浩二選手、衣笠選手ほか名球会に名を列ねる名だたる強打者が一度は手にし一時期7割もの選手使用率を記録し、無銘メーカーが球界を席巻したほどの革命的な圧縮バットを生み出した石井順一氏。 特に王選手は全盛期、有名メーカーの契約を断り使い続けたのは有名な話です。その後王選手のホームラン数とともにメジャーリーグなどから指摘が入り、裁判にまでなったジュンイシイの圧縮技術は葬られて代を継いだご子息も若くして亡くなられ今は会社もありません。 王選手のホームラン数がバットによるものでないことは世界が知るところでしょう。彼が何より好きだったのは打球音だったと聞いたことがあります。 実物は実打はされていませんが、素振りなどに使用されたため多少傷などがあります。しかし独特の輝きは数10年経た今でも失われていません。 石井氏が圧縮技術を考えた1番の目的は、飛距離ではなく耐久性の向上だったといいます。しかし今となっては実使用したくない芸術品でしょう。本来野球博物館にあるべきなのかもしれません。 選手で指導者でもあり圧縮バットをはじめ数々の革新的用品を開発した石井順一氏、永く語り継がれんことを。
商品の情報
カテゴリー | スポーツ・レジャー > 野球 > バット |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |